暮らしのヒントがきっと見つかる、R-STOREが紹介するおしゃれな賃貸住宅ライフ、インタビューウェブマガジン

築35年のビンテージマンションの一室。内装はフルリノベーションされ、古さは感じさせない。リビングの顔となるソファの「ファブリックは京都の俵屋旅館で使われているもので、結婚祝いで頂いたお気に入りです」と奥様。

Room No.0152015.07.01

丁寧で真剣で楽しい暮らし

金光宏泰さん&裕子さん

Mr. Hiroyasu Kanamitsu & Mrs. Yuko Kanamitsu

R-STOREで家を借りてくださったお客様のその後の暮らしの様子を覗いてみる「R-STORE FRIENDS」。今回は、江戸川橋のビンテージマンションの一室にお住まいの金光さんご夫妻を訪ねてきました。

 

お二人がこの部屋に越してきたのは1年と4ヶ月前。元々物件のオーナーさんが自身で住むためにリノベーションした物件だけに、しっかりとデザインされた内装が特徴の物件でした。それだけに住む人を選びがちなお部屋でしたが、建築関係のお仕事に就かれるご夫婦とあって、しっかり部屋を使い込み、住みこなされているのが印象的でした。

もう、それはしっくりと2人に馴染んだ家になっていましたので、少しだけ日常を切り取ってご紹介したいと思います。

築35年のビンテージマンションの一室。内装はフルリノベーションされ、古さは感じさせない。リビングの顔となるソファの「ファブリックは京都の俵屋旅館で使われているもので、結婚祝いで頂いたお気に入りです」と奥様。

築35年のビンテージマンションの一室。内装はフルリノベーションされ、古さは感じさせない。リビングの顔となるソファの「ファブリックは京都の俵屋旅館で使われているもので、結婚祝いで頂いたお気に入りです」と奥様。

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タイルのアクセント壁・木の天井・無垢床と、さまざまな素材が掛け合わされた空間を、落ち着いたトーンのファブリックで纏めている。多い時は20人も(!)人が集まるというリビングは、ソファだけでなくクッション・地べたに座れるラグなどが用いられ、沢山の「心地良い居場所」が設けられる仕様。

リビングは木とタイルが多用された、南向きの明るいお部屋でした。備え付けだったというウッドブラインドから、柔らかい光が舞い込みます。

中央に置かれたガラスと紙で構成された大きな円卓が美しく、普段あまり家具では見かけない素材であることから、良い意味の違和感も感じさせる、アクセント的存在となっていました。

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円卓はご主人の幼馴染みでもあるデザイナー嶋田康佑さんの作品。土台はなんとハニカム構造の紙だ。一見繊細さの象徴であるかのような素材の意外な一面を見せた作品は、実用性を併せ持って空間にユニークな存在感を放つ。
当日は、結婚式の引出物にしたという備前焼(小川壮一さん作)の器に果物を乗せておもてなし下さった。

寝室との間を区切る壁は、上部がガラス張りになっていることで視覚的な広がりを感じられる作りになっていました。互いの空間に光が柔らかに影響しあって、部屋同士に一体感が生まれているようでした。

「収納があまりない家なので、どうモノを収めるか、常に気を使っています」という奥様の言葉通り、決して物は少なくないにも関わらず、大きな本棚1つにまとめて収納することで、すっきりと見せていました。

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壁沿いのディスプレイ兼本棚には主にご主人のものだという本がずらりと。建築・旅・アート、、、眺めているだけでわくわくできるラインナップは、きっとこの家の来訪者を楽しませている。

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棚の上には奥様が趣味で描かれるという絵と、多治見の松永泰樹さんに製作してもらったという醤油差しをはじめとする調味料のトレイが違和感なく並んでいる。空気感が似ているのか、異質の存在同士にも関わらずしっくりと場に馴染んでいた。

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リビングの隣に位置する6帖ほどの部屋は、ベッドスペースとなっていました。白と木を基調とした空間には明るい光が入り、居るだけで清々しい気持ちになれそうです。

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東南から光の入る明るい寝室。朝日で目を覚ますことができる。

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ブラインドを閉じてライトを点けると、柔らかな空間に。

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洗面所〜浴室・トイレなどの水回り部分と寝室は、間仕切り兼収納でゆるやかにつながる間取りになっています。浴室の扉は透明で来客時に中が丸見えになってしまうので、シートを貼って曇りガラス仕様にしたのだとか。

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洗面所まわりは、カゴを上手に使って小物をまとめている。使う色の数が抑えられていることですっきりとした印象に。

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広々とした玄関には、まるで初めからそこにあったかのようにすっぽりと壁に収まる靴箱が。靴が沢山並んでいない玄関はスッキリとして気持ちのよい空間でした。見せるもの・見せないもの・減らせるもの・これ以上減らせないものがしっかり判断できれば、必要量を収納できるサイズのものを思い切って一台入れてしまうのも1つの手なのですね。

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ごくごく抑えたトーンで、品よく並べられた玄関のインテリアたち。

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小さなディスプレイの1つ1つに丁寧な暮らしぶりが伺えます。

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玄関脇にはキッチン。

自然光と風通しを同時にゲットできる好位置です。食洗機がついている点が、大勢お客さんを迎えることの多いこの家には嬉しいのだとか。作業スペースがしっかり確保されており、収納量も多めなことから、料理好きの奥様にはとても居心地の良い場所となっているそう。

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奥様が一番楽しい居場所と言っていたキッチン。自然光が入り、スペースも機能も充実したライブ感のある場所でした。

 料理道具には民藝品も多く、窓際に並ぶそれらを眺めているだけで素敵な気分になれました。

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深めの奥行きの窓枠に、普段使いのツールを並べて。ディスプレイとしても美しい道具たち。一番のお気に入りは、名古屋の水野正美さん作のお鍋だそう。

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キッチンの背面の壁の裏側は、ご夫妻の仕事や趣味の作業スペースになっていました。まるで秘密基地のように、お二人の作業道具が詰まったわくわくさせる場所。

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「本来はダイニングテーブルを置く場所だと思います」という4帖ほどのスペースは2人の作業スペースに。それぞれのデスクには、仕事道具や趣味の絵画用品、好きだという自転車も。

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ご主人専用の仕事スペース。広いデスクを置いて、しっかり集中できる作りに。

こちらも、敢えて壁と天井との間に少し隙間を残すことで、空間が光でゆるやかに繋がっています。

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ここで遅くまで作業をしていることもあるそう。

作業スペースとリビングは、元あったこちらの壁で区切りをつけています。

LD

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程よく空間を仕切る壁が、リビングと仕事スペースを分ける良い役割を果たしていました。

 光や風を通しつつもゾーニングの役割を果たす壁が、この家には沢山見られました。それぞれが別の事をしていても、どこかで繋がっているような穏やかな一体感が根底にあり、そこにご夫婦の丁寧な暮らし方がプラスされて、とても豊かな暮らしになっているように感じられました。

この取材にお伺いする少し前に、結婚式と新婚旅行を終えられたというご夫妻。旅行中に購入されたという飲み物を出してくださったり、披露宴でのエピソードを写真や動画を交えて話してくださったり、そのホスピタリティに取材陣は感動させられっぱなしでした。

家主であるお二人の「自分事を充実させていく姿勢」がこの家や暮らし方に表れていて、自然と人が集まっているんだな。そんなことを感じながら、幸せな気分でお家を後にしました。

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The Floor Plan of Mr.&Mrs. Kanamitsu’s Room

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