暮らしのヒントがきっと見つかる、R-STOREが紹介するおしゃれな賃貸住宅ライフ、インタビューウェブマガジン

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Room No.0022014.03.06

光が差し込む、隠れ家のような部屋

田中暢介さん

Yousuke Tanaka

見上げれば仰げるくらいの近さにそびえ立つ、東京の新しいシンボル、スカイツリー。そのお膝元とも言える梅島は、日比谷線も直通、都心への通勤もストレスがない上に、下町風情も楽しむことができる程よい距離感の町。比較的古くからの住宅が立ち並ぶ中、見えてきたのは白亜のデザイナーズアパートメント。できたばかりの、隠れ家的新居にお邪魔しました。生活がそこにあることを感じさせながらも、インテリアと電化製品を上手にミックスした部屋作りのヒントをご紹介します。

天井まで伸びる窓が2つ、オーダーブラインドは主張しすぎない木目をいかしたものを選んだ。

天井まで伸びる窓が2つ、オーダーブラインドは主張しすぎない木目をいかしたものを選んだ。

―とっても新しいお部屋ですね、いつから住んでいらっしゃるのですか?

去年の7月に引っ越してきました。この建物は新築で、7月に出来上がったばかりのときに内見し、すぐに決めて引っ越してきたのです。もともと夏休みに引っ越そうと思って探していました。

―「R-STORE」で物件を探そうと思われたきっかけはなんですか?

やはりデザイナーズ物件やおしゃれなものに興味があって、そういった物件の取り扱いが多い「R-STORE」はよく閲覧していました。でも、良いなと思って内見依頼を出しても既に埋まってしまっている場合もありました(笑)。

(左)突き当たりに白いデザイナーズアパートメントが現れる。(右)エントランスのポスト。部屋番号は数字ではなくてイタリア語の色の名前がつけられている。

(左)突き当たりに白いデザイナーズアパートメントが現れる。(右)エントランスのポスト。部屋番号は数字ではなくてイタリア語の色の名前がつけられている。田中さんの部屋は紫色。

―お部屋を探すときに、ポイントにしていた部分はどんなところですか?

狭いところが好きじゃないので、30平米以上の物件を探していました。それから、仕事で残業することもありますので会社のある市ヶ谷から通える場所で、便利な通勤距離の物件を探していました。新築で、デザイナーズで、少し人と違ったアパートって面白いなと、部屋を見てその個性を気に入ったのが大きいですね。それぞれの部屋にイタリア語で色の名前がついているんですよ、そんなユニークさにも惹かれました。

 ―確かに、良いい意味で変わった物件ですよね。真っ白な内装、高い天井。

一度めの内見ですぐに気に入って決めました。天井が高くて、窓からもきもち良い光が入ってくるんです。住んでみてわかったことですが、夜は月も良く見えるんですよ。全体的にシンプルで、隠れ家のような間取りも気に入っています。

 

ロフトの上はシンプルなベッドルーム空間。潔い色使いは白、収納されているのにインテリアの一部のようなシャツ。

ロフトの上はシンプルなベッドルーム空間。潔い色使いは白、収納されているのにインテリアの一部のようなシャツ。

白と青のシャツがインテリアの一部のように。

白と青のシャツがインテリアの一部のように。

―統一感のあるインテリアですが、どんな風に選ばれていったんですか?

部屋を採寸して、自分で決めていきました。白い壁とナチュラルカラーのフローリングに合わせて、サイドボードや、ローテーブルなどはナチュラルな色のものを選びました。窓の採寸もして、ブラインドもナチュラル色で、オーダーブラインドです。家具はIKEAのものが多いですね。ソファの上に置いてある、部屋の名前である「紫色」にちなんだ紫色のクッションは、部屋の内見時に、モデルルームにおいてあったものを記念にいただきました。

 ―インテリアに差し色として「緑色」が巧みに使われていると感じます。

そうなんです、木目と緑と白にこだわってコーディネイトしました。全体のテーマを「隠れ家のような緑の部屋」と決めて、ポイントで緑色を使っています。これからもっと植物を増やしたいですね。この大きな白い壁に、植物の写真を飾りたいと思っているところです。部屋のイメージは何か雑誌などを参考にしているわけではなく、自分のイメージを優先して選んで行きました。

ダイニングテーブルは作業台にする際は折り畳んで使う

ダイニングテーブルは作業台にする際は折り畳んで使う。

キッチンに立つと緑が眺められる小窓がきもちよい。

キッチンに立つと緑が眺められる小窓がきもちいい。

―キッチンとダイニングは、効率よくスペースを使っていますね。

そうですね、エクステンションテーブルを置いています。食事をする時は、長くのばして使えるしキッチンで料理をする時は、短くして作業台としても使います。料理をするのも好きなので、使いやすいようにキッチン雑貨を揃えました。

 

空間全体のシャープさを壊さない、シンプルなファン。

空間全体のシャープさを壊さない、シンプルなファン。

窓際の足下に、配線ステーションが。几帳面な田中さんの一面が垣間見える。

窓際の足下に、配線ステーションが。几帳面な田中さんの一面が垣間見える。

(左)お気に入りの扇風機は窓際に。(右)リモコンもナチュラルカラーの収納ボックスで一括管理。

(左)お気に入りの扇風機は窓際に。(右)リモコンもナチュラルカラーの収納ボックスで一括管理。

―電化製品や時計などメーカーで企画のお仕事をなさっているお人柄か、お部屋の中にセンスの良い電化製品が散りばめられているますね。

そうですねどうしても好きなので集まってきますが、この部屋にきてから揃えたものもあります。扇風機は日本のメーカーのものです。必要に迫られて購入したものではありますが、デザインでこれを選びました。天井からのシーリングファンもありますが、この天井の高さなので、熱が上部に滞留するのを防ぐため循環をさせる必要があります。家具やインテリアにあわせて、デザインの優れたものを選んだ電化製品はダイソンの掃除機です。階段を使ってロフトの寝室に行く事を考慮して、持ち上げやすいハンディタイプにしました。インテリアの邪魔をしないように、配線は壁にはわせておさまり良く見えるように工夫をしました。配線は基本的に、一カ所に集めてスイッチャーを使って必要なときはそこを操作しています。

 

―一番好きな時間帯は

朝ですね。高い窓から朝日が差し込んでくるのがとてもきもちいいです。すべての部屋を内見して、一番日当りが良い部屋を選びました。一方、夜も月の光も入ってきて、落ち着きます。部屋では本を読みながら過ごすことも多いです。

 

(左)キッチン用品は見せる収納。(右)玄関の扉後ろも効率的に使われている。

(左)キッチン用品は見せる収納。(右)玄関の扉後ろも効率的に使われている。

―機能的に効率よく、清潔感を大切にしながらギャラリーのような白い空間という印象があります。

入り口は、ここが玄関、という区切りがないこともあって、靴を脱ぐスペースに人口芝を敷きました。緑色がテーマですので(笑)ホームセンターで購入しました。扉の裏側にある小物入れは無印良品のもの。家の中を整えて行く作業ひとつひとつが楽しく、自分でもそうか、こういうことが好きなんだなと、今回の引っ越しを経て気がつきました。小物なども上手く収納して、生活感を出し過ぎずに心地よい部屋を作って行けたらいいなと思っています。

 

―実際に使っていて便利だなと思う部屋の機能はありますか?

玄関扉の電子ロックですね。扉を鍵で開けることなく、携帯電話や暗証番号を使うか、登録してあるICカードなどをかざすだけでも認識し開けることができます。

 

シンプルな色使いのインテリアだからこそ、差し色は鮮やかな紫を。ご自身の赤いセーターも空間に映えて。

シンプルな色使いのインテリアだからこそ、差し色は鮮やかな紫を。ご自身の赤いセーターも空間に映えて。

光が入る部屋の中はまるで白いギャラリーのようでした。ひとつひとつ選ばれた電化製品がインテリアに馴染み、さらにほどよくメリハリを作り出していました。森の中にいるように暮らしたいと語る田中さん、都会の生活の中でひとときの自分の時間を楽しんでいるお部屋でした。(文:stillwater 玉置純子/写真:松園多聞)

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