暮らしのヒントがきっと見つかる、R-STOREが紹介するおしゃれな賃貸住宅ライフ、インタビューウェブマガジン

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Room No.0162015.08.31

遊ぶように働く、大きなテラスつきオフィス

株式会社kino. 谷崎慎太郎さん & 社員の皆さん

Mr.Tanizaki & all other parties of kino. inc.

R-STOREからお嫁に行った物件と、お部屋を借りてくださったお客様のその後を訪ねるR-STORE FRIENDS。今回は駒沢大学から徒歩5分の場所にある、株式会社kino.さんのオフィスにお邪魔してきました。246号線沿いから少し中に入った静かなエリア。駒沢オリンピック公園にも徒歩7分でアクセスできる、環境抜群の立地に4階建てのビルがありました。

「DIYで無垢床にしたんですよ〜。」そんな報告を頂き、一体どんなオフィスになっているんだろうとワクワク向かいました。

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通されたのは明るいミーティングルーム。カラフルな復刻版イームズチェアが目を引きます!

オフィスに入ると、早速笑顔のスタッフさん達が目に飛び込みます。

少し緊張してご挨拶すると、「こんにちは〜!」と元気に返して下さりました。おぉっ、何だかとても良い雰囲気!

映像制作の会社とあって、皆さん真剣にモニターを覗きこんでいましたので、そそくさとミーティングルームに移動です。

R-STORE(以下、R):お引越しのキッカケはなんですか?

谷崎さん(以下、谷):前のオフィスが貸主都合で契約更新が出来ないということになり、急遽探さなくてはいけなくなりました。引越してもうすぐ1年になります。

R:どんな物件を探していましたか?

谷:前のオフィスのテラスがとても気持ちよくて、テラスに合わせて家具を買ったんです。ところが購入したすぐ後くらいに退去しないといけなくなってしまって・・・勿体無いので、次の物件もテラス付きで広さと家賃のバランスが取れた物件を、と考えていました。テラスありきで考えていたので、物件探しは大変でしたね。4ヶ月かけて、10件位内覧しました。

R:そもそもオフィスにテラスがあるといいな、と思ったキッカケは何だったんでしょう?

谷:業種柄、PCでの制作作業がメインになるので、皆の息抜きになるといいなと思って。ところが思惑が全く外れて、直射日光でめちゃくちゃ暑い!(笑)

R:(笑)。でも中からでもこうやって緑が見えるし、いいですよね。

谷:そうなんですけど・・・CGを作っているので、実際は作業空間を暗くしないといけなくて。僕は制作はしないですし明るいのが好きなので、緑もテラスも楽しんでいます(笑)。

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広々としたオープンテラスは、通り抜ける風が心地よい。元から植えられていたという植栽が青々と色をつけている。

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サイドにも長いバルコニーが。自身と社員用の自転車を置いて、近所であれば自転車で移動できるようにしている。

R:こちらのオフィスに移ってこられてから、内装を色々と変更されたと聞いたのですが。

谷:壁を白に塗装して、床を貼りました。壁は業者を入れたんですが、床は社員一同で貼りましたよ。奥さんが元々デザインの仕事をしていたのでサイズを計算して、部材を切る係、貼る係と分けて・・・4人で2日がかりでした。元々ダークブラウンで、上からニスを塗って仕上げました。床材は、ユカハリ・タイルというものを使いました。

R:内装はどなたが考えられたんですか?

谷:僕です。好きなんですよね、こういうの(ニヤリ)。自宅もちょうど改装しまして・・・(リフォームしたてのご自宅の写真を見せて)

R:ぎゃー!素敵〜!(一同しばし大興奮、脱線。マンションの一室がすっきりとアイランドキッチンのリビングにリノベーションされていました。)

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自分は明るい場所が好きなので・・・と、社長室兼ミーティングルームはすっきり。

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社員の皆さんで貼ったユカハリ・タイルの無垢床。いい感じに使い込まれてきました。

 そして、部屋に入ってパッと目を引くテーブルはReclaimed worksのもの。

ご自宅の家具等、ここぞという時にオーダーで製作してもらうそう。古材の微妙な色合わせが、なんとも魅力的です。

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「このテーブル、わかりますか?よく見るとKINOって書いてるんです」と谷崎さん。遊び心につい顔がほころんでしまいました。ただし、これまでで気づいた人はいないそうです(笑)。「入って来た時にパって見えるようにしているんですが・・・。」お茶目です。

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ミーティングルームにて。背面の壁は特殊ペイントで一面ホワイトボードになっていました。思いっきりアイデアが書ける壁、いいですね!

さて、お話もそこそこに、スタッフの皆さんがいる空間を見せていただくことにしました。

先ほどから何やら賑やかな声が聞こえる方に向かいます。

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まるでペントハウスのような、一面窓のオフィス。奥に見える緑が爽快です。撮影の為にブラインドを上げてご協力くださいました。

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こちら側の皆さんは、画面に釘付け(元々は業務で使用するTVだそう)。この日は高校野球の決勝戦でした。

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渋い色味のロッカーはPACIFIC FURNITURE SERVICEのもの。長時間の座り作業のため、椅子はアーロンチェアと岡村製作所オフィスチェアを入れているとか。ご自身がプロダクト好きだということもあるそうですが、スタッフの皆さんが心地よく仕事できるようなグッズの数々に、優しい気遣いを感じます。

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プロダクトつながりでもう一つ。懐かしの黒電話を思わせるレトロな佇まいの電話機はPanasonicの新品だそう。丸いフォルムが可愛らしい存在感。

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業務上必要な少しメカニックなモノ達も、木のラックやグリーンで上手く馴染ませて。

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仕事で使ったりするもの・・・や、しないものが並ぶ天井際。気取らない。

そうこうしているうちに、決勝戦は佳境に・・・もう、テレビの前に大集合です。古き良き日本の光景を思い出してしまいました。

そうこうしているうちに、決勝戦は佳境に・・・もう、テレビの前に大集合です。古き良き日本の光景を思い出してしまいました。

 

エントランス部分はリラックスムード。ここでも古材を使ったシェルフが素敵な存在感を放ちます。

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エントランス前は、ソファやラックを置いてリラックスできるスペースになっていました。

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レトロなタイル調シートも自分たちで。扉の可動域に合わせて、床を切り替えたそう。

取材を終えて、何だかリラックスしている自分に気づきました。

無用な緊張感がないとでも言いましょうか、甲子園の大事なシーンを見逃さない程度にリラックスした自分を認められている社風。必要十分な緊張感とリラックス感が良い均衡を保って、ちょうど良いテンションで仕事ができている様子が見て取れました。

「家みたいなオフィスですね」

口をついてそんな言葉が出てきました。

谷:木の感じが好きなんですよね。だから自然と似たテイストのものが集まって、こういう雰囲気になるのかもしれませんね。

社長さんのインテリアやプロダクト好きが高じて、それが社員想いなオフィスとなり、リラックスした社風を生み出している会社。

楽しい仕事場を拝見させていただき、私達のオフィスももっと居心地良くしたい・・!と静かなモチベーションが生まれた1日でした。

kino.の皆さん、ありがとうございました!

 (株式会社kino.では人材を募集しているそうです。ご興味のある方、ぜひ!)

 

The floor plan of kino.inc.

図面

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