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Room No.172015.10.07

NYを引き継ぐヴィンテージインテリアの部屋

梁剛三さん

Mr. Kozo Ryo

渋谷から代官山行きの巡回バスに乗って約7分。代官山エリアに足を踏み入れるその少し手前、鉢山町に今回の物件があります。「同じ渋谷でも道玄坂や神泉とは違う、ローカルで個性的なお店が集うエリア」という言葉でこの場所を表現してくれた、梁さんのSOHO(自宅兼事務所)を訪ねて来ました。5年住んだNYから最近帰国したという梁さん。物件選びやインテリアコーディネートなど、自身の経験を踏まえて色々と教えて頂きました。

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ヴィンテージ家具に囲まれた、大きな窓のワンルームでした。

_NYではどんなお仕事をされていたのですか?

(梁さん)不動産関係の仕事をしていました。当初は音楽をやっていたんですが、色んな経緯から自分で仕事をするようになって。初めは1年のつもりが結局5年住みましたね。今回、東京でも事業を立ち上げることになり、この春に帰国してきました。

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照明の影が綺麗。そういうちょっとしたポイントまで計算されているのがニクいです。テーブル上のペンダントライトも素敵なヴィンテージ感。

_このお部屋は新事業をスタートさせるためのSOHOだと伺っています。ここはどんな基準で選ばれたのですか?

(梁さん)エリアに関しては、NY時代の知り合いが近所でお店をOPENさせたことが大きいですね。何かあっても助け合うことができるし、すぐに会える。そしてやはり都心でビジネスがしやすいことも重要なポイントでした。ミーティングなども頻繁にありますし。

と、表向きには言っているんですが、単純にこの鉢山町というエリアに魅力を感じたこともあります。僕はNYにいた時にWilliamsburgという街に比較的長く住んでいたんですが、そこはNYで最も都会のマンハッタンからブルックリンの方向に1駅行った場所で。マンハッタンより落ち着いた、個性的でローカルなお店が沢山ある素敵なエリアだったんです。そこと同じフィーリングを感じられたのも、このエリアを選んだ大きな要素です。

ふわりと柔らかい光の差し込む部屋。流れる時間がとても優雅だ。

_なるほど!素敵な理由ですね。Williamsburg、初めて聞きましたがすごく行ってみたくなりました!それで予め、このエリアにターゲットを絞った上で物件を探されたんですね。その中でも、この部屋を選んだ理由はどんなところにあったのでしょう?

(梁さん)部屋として使える空間が大きいことでしょうか。NYは、アメリカの中では1つ1つの部屋が狭い方ですが、それでも日本と比べると大きいんですよね。特に天井はすごく高くて、面積はそこまで広くなくても空間 が大きくて。つい同じような感覚で選んでいましたね。キッチンや水回りが部屋の外にあって、綺麗な正方形で・・・。

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キッチンが扉の向こうに隠れているので、生活感が侵食してきません。

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壁面が広いので、いくつか家具を並べてもまだスッキリ見えます。

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正面の壁が殺風景だったので絵を沢山並べたそう。確かに、絵があることで空間に強弱が生まれています。

_確かに空間の使い方がとてもダイナミックで、日本らしくないですね!家具もヴィンテージっぽいものが揃っていますが、ご自身で選ばれたのでしょうか。

(梁さん)そうですね。NYではフリーマーケットでヴィンテージ家具を買っていたのですが、今回は知り合いに紹介してもらったお店を通じて購入しました。浅草にメデルジュエリーという素敵なジュエリーのお店があるんですが、そこの京都店をOPENさせる時に使ったヴィンテージ家具店で「ANTRY」といいます。僕は元々神戸の出身なんですが、ANTRYは東大阪にあって。東京で購入するよりもグッと価格を抑えて、良い物を仕入れる事ができるんです。物はイギリスから来ることが多いみたいですね。その他はヤフーオークションやIKEAなども使いました。SANSUIのスピーカーはヤフオク、ベッドはIKEAですね。

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SANSUIのローボード兼スピーカーは、購入後自身でBluetooth対応にしたそう。

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ヴィンテージ家具の溢れる空間だからこそ、超シンプルなベッドが良い引き算に。

_そうなんですか!このスピーカーはかなり高価なのでは、と今話していたところだったんですよ・・・。全部が高価なものというわけではないのですね。安心しました(笑)。

(梁さん)お金をかければもちろん良い空間を創ることはできるんですが、それをやってしまって面白くなくなった経験が過去にあって。(お金が)ないなりにやっている方が、時間はかかるんですが結果的に面白いものが出来ると考えています。きちんと手をかけた感じが出るというか・・・

_なるほど。お金をかければ良い物ができるのは当たり前だと。名言ですっ。

(梁さん)うちの場合は奥さんが大体の空間の絵を描いて、僕がかけるお金とのバランスを考慮しつつ、詳細にチョイスするものを決めます。彼女もNYに10年住んでいた経緯があるのですが、マーク・マクナイリーというアパレルブランドに携わったことで、感性が拡がって空間デザインにも興味を抱いたようですね。

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線の細い家具がいくつか集まって、凛とした空気の漂うコーナー。シンプルな上品さを感じさせます。

_いや〜・・・いいですね(溜め息)。お二人ともNYでの経験が、今のお仕事や暮らしに大きな影響を及ぼしているんですね。

(梁さん)・・・って、めっちゃNYかぶれな奴やないですかっ!!(関西弁で)

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ワイングラスが傾く様子が想像できてしまいますね。

今回の取材は、NY時代に知り合ったという友人の深田さんも同席して下さりましたが、お二人共に共通していたのはNYでとても良い空気に触れていたんだろうな、という雰囲気を醸し出していたことでした。スタッフは行ったことがないので想像することしかできませんが、良い物を見聞きし、直にその空気に触れた経験がしっかりと今のライフスタイルに繋がっているんだな、ととても羨ましくなりつつお部屋を後にしました。叶えたい暮らしや人生の為に一歩踏み出す行動力が、後に及ぼす影響は大きそうです。私達も、まずは叶えたい暮らしを妄想するところからスタートしてみませんか?

The floor plan of Mr. Ryo’s room

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